TIG LIVEとは?特徴やメリット・デメリットなど全解説

「ライブコマースを始めてみたいけれど、TIG LIVEはどうなんだろう?」

「TIG LIVEと他の配信プラットフォームの違いは?」

このページに辿り着いたあなたは今、「TIG LIVE」について詳しく知りたいと思っているのではないでしょうか?

TIG LIVE(ティグライブ)は、ライブ配信中にリアルタイムに情報を付加し、リアル店舗でのコミュニケーションに近いインタラクティブな購入体験ができる、ライブコマースの配信プラットフォームの1つです。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で消費者の商品購入プロセスも大きく変化しており、またネット環境の高速化によりリアルタイム配信がスムーズに視聴できる環境が整ってきていることから、日本でもライブコマースに本格参入する企業が増えてきています。

TIG LIVEを利用して、ライブコマースを実施する企業も少なくありません。

そこで今回は、TIG LIVEの特徴やメリット・デメリット、導入をおすすめする場合・しない場合、成功のカギなど詳しく解説します。

ライブコマースの配信プラットフォームとは?

ライブコマースを実施するには、配信プラットフォームが必要です。

そうは言っても、動画をリアルタイムで配信できるツールであれば、ライブコマースも実施することができます。

日本でライブコマースを配信できるプラットフォームは、YouTubeやInstagramなどの「SNS型」から17LIVEやSHOWROOMなどの「アプリ型」、そして今回ご紹介するTIG LIVEなどライブコマースに特化した「WEBシステム型」まで、たくさんあります。

代表的なものを挙げます。

SNS型
・Instagram
・YouTube

アプリ型
・17ライブ
・SHOWROOM

WEBシステム型
・Live kit
・TAGs API
・Hands UP
・TIG LIVE

ライブコマースが実施できるプラットフォームについては、以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご確認ください。

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TIG LIVEとは?

TIG LIVEは、ライブ配信中にリアルタイムに情報を付加し、店舗にいるようなインタラクティブな購入体験ができる、ライブコマース配信プラットフォームです。

動画内の対象物にさわるだけでその情報をストックし、ユーザーの任意のタイミングで見ることができる動画拡張技術「TIG」を開発したパロニム株式会社が、2020年11月に提供を開始したのがTIG LIVE。

パロニム株式会社は、「TIG」のサービス提供を2018年3月に開始して以降、「TIG Magazine」(ティグ マガジン)、「TIG Signage」(ティグ サイネージ)、「TIG Learning」(ティグ ラーニング)など、目的別に機能強化したラインナップを次々と開発・提供してきました。

TIG LIVEは、リアル店舗でのコミュニケーションに近いオンライン購買体験の創出にこだわって開発されており、アシックスやマークスタイラーなど20社以上で導入・活用されています。

「SNS型」「アプリ型」との違い

前述した「SNS型」や「アプリ型」の配信プラットフォームは、元々ライブコマースを実施するために作られたものではありません。

したがって、商品を購入する際は別のサイトに遷移するのが一般的であり、配信を見ながら商品を購入できず、離脱が起きてしまうというデメリットがあります。

それに対してTIG LIVEをはじめとした「WEBシステム型」は、ライブコマース用に作られたプラットフォームであるため、ライブ配信を観ながら同一サイト内で商品購入までできるのが特徴です。

他の「WEBシステム型」配信プラットフォームとの違い

「WEBシステム型」の配信プラットフォームは「オンプレミス型」と「SaaS型」に分けられます。TIG LIVEはSaaS型です。

オンプレミス型
・Live kit
・TAGs API

SaaS型
・Hands UP
・TIG LIVE

SaaSとは、「Software as a Service(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)」の略で、アプリケーション・ソフトウェアをインターネット経由で提供するサービスのことです。

「オンプレミス型」は、自社環境内のサーバにソフトウェアをインストールする必要があるため、カスタマイズ性や秘匿性は高いですが、導入コストやランニングコストも高くなってしまいます。

それに対し、「SaaS型」は、Webサイトの運用・管理に必要な機能をブラウザ上で利用できるため、オンプレミス型と比較するとサーバ費などのコストを抑えることができます。

「オンプレミス型」と「SaaS型」、いずれの「WEBシステム型」プラットフォームを利用する場合でも、「SNS型」や「アプリ型」と比較すると大幅に費用がかかることには変わりありません。

オンプレミス型のLive kitについて確認したい方は、以下の関連記事をご覧ください。

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TIG LIVEのメリット・デメリット

TIG LIVEの特徴的な機能は、出演者がライブコマース中に商品バーコードを読み取ると、商品のアイコンが画面上にポップアップ表示され、視聴者が気になるアイコンをタップするとストックされる点です。

視聴者がストックしたアイコンをタップすると商品詳細ページに遷移し、情報確認や購入ができます。

この機能により、視聴者と商品の”偶発的な出会い”を生み出すことが可能です。

ライブコマースでは、あらかじめPRする商品を決めてライブ配信を実施するのが一般的。事前に自社のシステムやECサイトと連携させることで、視聴者の購入導線をスムーズにする必要があるからです。

TIG LIVEでは、商品バーコード(JANコードなど)を読み取るだけで視聴者の画面に商品情報を表示させることができるので、「隣の商品を見せてほしい」「コーディネートした商品も知りたい」など、視聴者のコメントや4択の独自アンケートの結果に応じて視聴者が見たいと思う商品の紹介ができます。

「TIG LIVE」の管理システムと自社の在庫管理システムを連携することで、在庫のある商品を選んで紹介することも可能なため、在庫切れの商品を紹介してしまうリスクがありません。

タグリーダーとスマートフォンをBluetoothで接続するだけで配信可能なため、店舗回遊型のライブ配信では抜群の効果があります。

決められた商品を紹介するだけの「押し売り感」がなく、実店舗に近い双方向コミュニケーションができる点が魅力と言えるでしょう。

一方、デメリットはコスト面。「WEBシステム型」の配信プラットフォームなので、導入コストやランニングコストがかかります。

また、SNSなどすでに人が集まっているプラットフォームを利用する方法ではないため、集客方法を工夫する必要もあるでしょう。

TIG LIVEの導入をおすすめする企業

ライブコマースの配信プラットフォームとしてTIG LIVEの導入をおすすめする企業は、商品点数が多く、実店舗がある企業です。

TIG LIVEは、出演者がライブコマース中に商品を読み取る店舗回遊型のライブ配信で、最もその特長を活かすことができます。

また、TIG LIVEはLINEとの連携もできるため、日頃からLINE公式アカウントを活用している企業では、集客しやすいと言えるでしょう。

反対に、商品点数が少なく、自社のECサイトなどから直接顧客に販売するD2Cがメインの場合や、店舗回遊型ではなく対談型のライブコマースを予定している場合などは、せっかくTIG LIVEを導入しても活用するのが難しいかもしれません。

TIG LIVEを含むWEBシステム型のライブ配信プラットフォームは、コストが高いのでライブコマースのテスト運用には不向きです。

「まずは試験的にライブコマースをやってみたい」という場合は、InstagramなどSNS型の無料配信プラットフォームを使いましょう。

定期的なライブコマースの実施で収益を上げられる見込みが立ち、十分な費用対効果があると判断した段階で、TIG LIVEの導入を検討するのがおすすめです。

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TIG LIVEでのライブコマース成功のカギ

TIG LIVEはライブコマースの代表的な配信プラットフォームであり、活用する企業も増えてきていますが、闇雲に導入するのではなく、今回ご紹介してきたポイントを踏まえてよくよくご検討ください。

TIG LIVEでライブコマースを実施することになった場合は、ターゲットに見てもらうための視聴導線の設計が成功のカギを握ります。

ただライブを行うだけでは、知名度のあるブランドでも見てもらうことができません。しっかり「見に来てもらえるための導線」「見に来たくなる動機」を設計しましょう。

「そうは言っても、目的を達成するための視聴導線/動機の設計って具体的に何をすればいいの?」

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