ライブコマースは中国で大きな市場がある分野ですが、日本でも徐々に広がりを見せています。ライブコマースでは、アパレルや化粧品などが取り扱われることが多いですが、企画・設計自体でどんな商材でも売ることができます。
「家電」は、高価格かつ買い替え頻度が高くないという特徴があるため、ライブコマースに興味はあっても中々チャンレジできない、という家電メーカーのマーケティングやPR担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、LIVURUでライブコマースの実施を支援した、大手家電メーカーの事例をご紹介します。
実施ブランド
外資系大手家電メーカー。
テクノロジー面に強みを持つ掃除機ブランド。
ライブコマース実施前の課題
このブランドでは、SNSを使ったPRを以前から行っていましたが、形骸化して効果が薄まってきていたという課題があり、新しいPR手法としてライブコマースを取り入れられました。
また、これまでのPRでは、テクノロジー面・性能面を全面に出していたため、ガジェットに興味がある層には届いても、実際に掃除機を使うターゲットである、ファミリー層には響きにくいという課題感もありました。
家電は高額商材のため、テレビショッピングのような大幅値引きをしない限りは、購買動機が生まれにくく、ライブ配信で直接購買につなげることが難しいという特徴があります。さらに、新商品の場合は、値引きするとブランド毀損にもつながってしまいます。
ライブコマースを通して、テクノロジー面だけではなくユーザビリティなどを伝えて購買意欲を高め、最終的に購買につなげていきたいというご要望がありました。
ライブコマースの実施内容
主に2つのポイントをご紹介いたします。
①PRするポイントを「性能」から「生活環境の向上」へ
ペルソナを、ワーキングママ/ペットを飼う家庭と設定し、次のような文脈でPRしました。
・「時短」というワーキングママにとってのメリット。
・家や車の思いもよらない場所にまで散らばるペットの毛を、効率よく掃除できる。
・フィルターの性能が高く、掃除機から排出される空気は部屋の空気よりもきれいなため、例えば子どもが隣で寝てても掃除機をかけることができる。
(※通常の掃除機はゴミを吸っても、排出口から汚れた空気を出している。)
②熱烈なブランドユーザーのキャスティングで「自分の言葉で語る」を実現
ファミリー系のKOL(Key Opinion Leader)かつ、元々熱烈なブランドユーザーをキャスティングしました。KOLが普段から製品を使っているため、自分の言葉で使い方やコツを高熱量で話すことが可能になります。
一般的なライブコマースでは、商品をあまり使ったことがないKOLやインフルエンサーがキャスティングされることもありますが、その場合は話す内容がHP上に書かれていることに留まり、視聴者には製品のことが伝わらない可能性があります。
このライブでは、製品の愛用者が、自分の言葉で自分なりの推しポイントや使い方を語ることを実現しました。
ライブコマースの結果
別の日に他社が行った同企業の別商品のライブコマースに比べて、約30倍の40000人という視聴者数を獲得しました。
HPでは伝え切れていない、製品のユーザビリティを40000人に伝えることができました。ライブ配信でユーザビリティを理解し、HPで詳細な性能を知った上で、購買する、という流れを設計することができました。
また、ライブ配信動画が、愛用者が自分の言葉で製品のメリットを語る動画になったため、メーカー様にも非常に高い評価をいただき、社内でも活用いただいているそうです。
LIVURU(ライブル)について
戦略型ライブコマースの「LIVURU」は、ライブコマースの全工程をワンストップで完結させることのできる、日本初のライブコマースコンサルティングサービスです。
これまで、150以上のライブを企画、実行してきた経験を元に、「LIVULU」では集客、販促企画、ライブ体制、演者教育、分析・報告まで、ライブコマースの全体プランニングを一括で行い、PDCAを回し、質の高いライブを提供します。
用意するのは、売る商品だけでOK。
「LIVULU」は、「ターゲットが見にきたくなるライブ」「ターゲットが購入したくなるライブ」を実現します。
ライブコマースにお困りの方、ライブコマースを成功させたい方は、ぜひお問い合わせください。
以下の「資料ダウンロード」ボタンから資料請求していただくと、ライブコマースの成功事例について詳しく紹介した資料をご覧いただけます。