「YouTubeのライブコマースとは?」
「YouTubeのライブコマースを使えば商品が売れるのか?」
「YouTubeのライブコマースってどうやればよいのか?」
近年、SNSマーケティングの手法として徐々に話題になっている「ライブコマース」について気になっている人は多いでしょう。この記事ではYouTubeのライブコマースを成功させるにあたって必要な知識や方法をお伝えしていきます。
- 自社の商品が売れなくて困っている。
- ECサイトでの販売、ネット広告など色々と試したけど売れない。
- かと言って商品をブラッシュアップしたり、パッケージを変えるのはちょっと。
といった悩みを抱えている自社商品をお持ちのマーケティング担当者や広報担当の方は、当社の事例を元にまとめておりますので、ぜひ最後までご一読頂けますと幸いです。もしかしたら商品の売上が伸びるきっかけになるかもしれません。
Contents
YouTubeは世界最大級の動画プラットフォーム
今やYouTubeは世界最大級の動画プラットフォームに成長しました。またインターネットが大衆化する前、動画メディアはテレビが独占していましたが、今は違います。
スマホやタブレット、PCやテレビなど、色々なデバイスで視聴できるため、いつでもどこでも見れるのがYouTubeの魅力でしょう。
日本でYouTubeを閲覧している人(18-64歳)は月間で、6,500万人を超えたとGoogleが発表しています。(2020年12月時点)
出典:月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態──テレビでの利用も 2 倍に
また、動画プラットフォームの伸び、5Gの台頭も台頭してきたことで、最近流行り始めているのがライブコマースによるプロモーションです。Mitsubishi UFJ Research and Consulting社のデータによると、日本国内でライブコマースを「よく知っている人」は4.1%と少ないですが、「聞いたことがある」「ネットショッピングのためのライブ配信を見たことがある」と答えた人が約20%で推移しており、徐々にライブコマースが流行り出していることが伺えます。
出典:ライブコマースの動向整理(MitsubishiUFJResearchandConsulting)
このようにライブコマースは様々な企業が流行に遅れないように実施を検討しているのですが、思うような成果が出ない企業様や、そもそもどうやって実施すれば良いかわからない企業様が多いのも事実です。
またライブコマースの難しいところの1つでもありますが、ユーザーがライブに訪れないと成功しません。ライブにユーザーが訪れるには、そもそも動画を配信するプラットフォームを使っているユーザーがいなければいけないのです。
だからこそご検討いただきたいのが、YouTubeでライブコマースを行うこと。YouTubeが老若男女問わず膨大なユーザーが集まるプラットフォームですので、ライブに人が集まりやすく、ユーザーが訪れてくれたことで、商品が売れるのです。
今、YouTubeでライブコマースを行うことは注目されつつあります。
スマホでYoutubeライブするには条件が必要
しかし、YouTubeでライブを行うには運営が設けた条件を満たす必要があります。
その条件とは、YouTubeパートナープログラムに参加し、チャンネル登録者数を1,000人以上にすることです。ちなみにPCなら、YouTubeパートナープログラムに登録すれば配信が行えます。(出典:ライブ配信を始める – パソコン – YouTube ヘルプ)
もし気軽に今すぐ試してみたいなら、Instagramのライブがおすすめです。Instagramのアカウントさえあれば、スマホですぐに始めることができます。
Instagramのライブに興味がある方は下記のリンクで詳しく解説しておりますので気になる方はぜひ読んでみてください。
しかし、長期的にライブコマースに取り組みたい場合は、YouTubeのチャンネル登録者数を増やすことも必要です。Instagramと比較して、YouTubeは使っているユーザーの年代の幅が広いからです。
Instagramは若年層ユーザーが多いSNSですが、YouTubeは10代〜60代と幅広い年齢層の人が使っているのです。売りたい商品によって変わってきますが、YouTubeとInstagramを使い分けてライブコマースを実施することが成功する確率を上げてくれるでしょう。
Youtubeライブで成功するには
YouTubeライブを成功させるには、ユーザーの認知から購入までの導線を綺麗にすることが重要です。具体的には以下3つの導線を整えることが大切です。
- ユーザーをライブに連れてくるための導線と動機
- 来てくれたユーザーが「購入したい」と思える導線
- 購入したいと思ったユーザーが購入するまでの導線
それでは1つ1つ、事例を交えながら説明します。
ユーザーをライブに連れてくるための導線と動機
ライブコマースを成功させるには、まずユーザーをライブに集める必要があります。ライブに来てくれる人数が少なければ少ないほど、当然商品は売れません。
某大手化粧品メーカーが行ったライブコマースでは、ライブへの視聴者を集められず失敗しています。その要因ですが、YouTubeやInstagramなどのアクティブユーザーの多いプラットフォームではなく、自社のドメイン上でライブを行ってしまったのです。
またライブ実施の告知や拡散が十分にできなかったため、ターゲットとしているユーザーがライブに集まりませんでした。(ライブに来たのは業界人などが多かった)
この事例からわかるのは、まずユーザーがライブを視聴してくれるための導線の整備の大切さです。ユーザーをライブにつれてくる手段は大きく分けて以下2つあります。
- 既存のチャンネル登録者を連れてくる
- 広告など宣伝を行ってユーザーを連れてくる
既存のチャンネル登録者を連れてくる
YouTubeを使ってライブコマースを実施するなら、すでにチャンネル登録をしてくれている人を連れてくることで、ライブの視聴数が担保できるでしょう。すでにチャンネル登録をしているので、そのアカウントの発信する情報に興味を持っている可能性が高く、PRする商品にも興味を持ってくれます。
既存のチャンネル登録者数が多くない場合は、後述する広告を使ってユーザーをライブに連れてくることがおすすめです。
広告など宣伝を行ってユーザーを連れてくる
もしチャンネル登録が少ない場合、広告もしくは、タレントやインフルエンサーの起用を検討するのも良いでしょう。広告やインフルエンサーを上手に活用すれば、ライブに人を集めることができるのです。
某大手ファッションメーカーでは、YouTubeではなくInstagramですが、ライブコマースを成功させ、商品の売上をアップさせました。
あらかじめライブコマースでは認知が重要であることを知っており、有名なタレントを上手に起用。CMにも出演している有名なタレントをIGTVにも起用し、生配信で視聴者と話しながら服を選び、その場で着替えるライブを行ったのです。
これが成功し、ライブでは常に2,500人を超える同時視聴数を実現しました。
来てくれたユーザーが「購入したい」と思える導線
ライブに訪れたユーザーが「購入したい」と思えるような導線を設計することも大切です。
某女性用下着メーカーは、ライブ中に商品理解を深めてもらえるような企画、プレゼントキャンペーンを行ったことで、ライブコマースを成功させています。差別化の難しい下着の特徴を訴求するため、ブランド毎に睡眠時用、お出かけ用等、それぞれのテーマに沿った形で商品をPRし、ユーザーに下着についての理解を深めてもらいました。
また、ライブコマースの実施と同時に、購入者へのプレゼントキャンペーンも行いました。プレゼント内容としては以下2点です。
- 選んだ商品を限定パッケージとしてプレゼント
- 現場で書いたタレントやインフルエンサーのサインをプレゼント
詳細な商品紹介、プレゼントキャンペーンの2つをうまく組み合わせることで、ライブに来てくれたユーザーが「購入したい」と思う導線をうまく設計した事例です。ライブに訪れただけではユーザーは商品を購入しません。購入するまでの導線の設計することで、ライブコマースが成功する蓋然性が高まるのです。
購入したいと思ったユーザーが購入するまでの導線
また「購入したい」と思ったユーザーが購入するまでの導線を整備することも大切。
某ファッションECを運営する企業で行ったライブコマースでは、ライブに参加したユーザーの購入までの導線を綺麗にしたことで成功させています。自社ECサイトに店舗回遊型のライブコマースをコンテンツとして格納し、それを見たユーザーがそのまま購入できるようなUIを用意しました。
店舗回遊型のライブコマースはエンタメ力が高く、引きのあるコンテンツであるため、それを見たユーザーは「購入したい」と思い、その熱量を損なうことなく購入できるのです。もしユーザーが「購入したい」と思っても導線が用意されてなければ、商品購入につながらず成功しないでしょう。
この事例から以下2点がわかります。
- ライブ中に購入までの方法を伝える
- 購入までユーザーにとってストレスがないUIを用意する
ライブコマースでは「購入したい」と思うライブの内容だけでなく、購入までの導線を綺麗にすることも大切なのです。
Youtubeライブは難しいが非常に有効な販売手法
上記で説明したようにYouTubeライブでは、検討するポイントが非常に多いです。これまでご説明したように、自社で闇雲に「YouTubeライブが流行っているからやってみよう」「ライブコマースなら商品が売れるかも」と実施するのはおすすめしません。
とはいえ、YouTubeライブは非常に有効な販売手法ですし、商品の魅力を顧客と対話する形でお伝えすることにチャレンジしてみたいと思ったのではないでしょうか。
そこでLIVURU(ライブル)にぜひご相談ください。LIVURU(ライブル)ではライブコマースにおける成功事例が多数あります。台本のご相談はもちろん、ライブ配信の企画/インフルエンサー/ライバーの斡旋、ツールの理解、レポート作成など一貫してサポートします。
また、上記説明した通り、ライブコマースではユーザーの導線を整えることが成功の鍵です。この点もライブコマースに特化しているからこそ、事例を元に視聴から購入までの導線を検討することが可能です。
もしライブを通じて製品PRしたい企業様は、成功事例を数多く持つライブルにお問い合わせください。
※お問い合わせいただけますと、YouTubeやInstagramライブコマースの成功事例について詳しくご紹介します。